車を売る時や買い替えの時にリサイクル料はどうなるの

車を買い替え廃車にするときにはリサイクル料がかかるのですが、どういう仕組みになっているのか知らない方がほとんどでしょう。
そこで今回はこのリサイクル料とはどういうもので、買い替えの際どのように関わってくるのかなどを説明したいと思います。

リサイクル料って何?

温暖化をふせぐ車のリサイク料金と地球

現代は、何を捨てるにもお金がかかり負担が年々増えてきますが、これも地球温暖化を防いだり、限りある資源を守るためなので仕方ありません。

・リサイクル料は具体的には何に使うお金?

環境や資源保持のためと大きなテーマを言われても、ぴんと来ない方も多いはずなので細かく車の場合で見てみると、

資源維持出来る車のリサイクルに使われるもの

解体時に出る鉄など再利用できる資源以外のごみ処分
エアバック機器の再使用
カーエアコンのフロン代用ガスの破壊

などにかかる費用をそれぞれの量や取り外し作業の複雑さなどを加味して自動車メーカーが設定する、いわば車を解体処分するときに必ずかかる必要経費のことです。
リサイクル料は、車の大きさやエアコンの容量さらにエアバックの数などで変わりますが、6000円から18000円程度が必要となっています。
そしてこの、リサイクルに関する料金などの細かい取り決めは車だけでなく、

  • ビンや缶、包装紙やペットボトルなど

・・・容器包装リサイクル法

  • エアコンや冷蔵庫、テレビなど

・・・家電リサイクル法

  • 携帯電話やデジカメの基盤

・バッテリーに使用されるレアメタルの再利用・・・小型家電リサイクル法

などといった具合に、日本では対象ごとに法律が制定されています。

・なぜ明確に法律化されたの?

車のリサイクル料金についても、上記の法律同様、自動車リサイクル法というものが制定されています。
その処理に手間と時間そしてお金のかかるエアバックやフロン類を不法投棄する業者や、廃車を空き地などに放置するユーザーなども多く社会問題化していたのがこの法律ができる背景であり、「それなら前もって支払う制度を取ればいい」というのがそもそもの考え方です。

リサイクル券ってなに?

売却の際や廃車の時に「リサイクル券の有無」を聞かれることがありますが、このリサイクル券とはいったい何なのでしょうか。

・すべての車が支払い済みです

自動車リサイクル法が施行されたのは2005年で、それ以降に販売された車はその購入時もしくは初めての車検である2008年を期限に、更に施行以前に販売された中古車は継続車検時に必ず払らわないと車検を受けることができません。
そのため、今現在日本の公道を走っている車はすでにリサイクル料を支払い済で、それを証明するものがリサイクル券です。

リサイクル券をなくしたら困るのか

これは結論から言うと全く困りません、ああ再発行できるのかと考えた方は違うのでここで念のため説明。
リサイクル券は一切再発行できませんが、一度払ったリサイクル料が無駄になるわけではなく、その管理と運営をしている財団法人「自動車リサイクル促進センター」の紹介システムを利用しリサイクル料の預託状況を調べ、その結果をコピーしたものがリサイクル券として代用されるので何も心配いりません。
買い替えや廃車の際、何も知らないからと思って業者の中には無くしたリサイクル券の再発行手数料を入れ込んでくるところもありますが、車検証さえあればすぐに誰でも手続きできるので、もし無くしたら自分で挑戦してみてください。

リサイクル料って返還されるの?

リサイクル料が返還されるか心配している人

基本的には返還されない、と言いますか自賠責保険や自動車税など期間分を先払いしている返還が発生するものと違い、解体の際かかる経費を先払いしているだけなので、必ず終わりがやってくる車にどこまでもリサイクル料は引っ付いていきます。
ただし、その車が日本の外つまり海外に輸出されたことが証明された場合のみ返還されることになっていますが、よっぽどでない限り個人でそれをすることはないので返還はされない、と考えていいでしょう。

車を買い替える時はリサイクル料を払わなくちゃいけないの?

これはそれぞれの業者で考え方が違い、売る・買う双方で気をつけなければならないことです。

リサイクル料二重取り業者に注意しましょう。

リサイクル料を二重取りしようとしている業者

考え方としては、廃車をする人つまりその車の最終的な所有者がが負担すべきなのがリサイクル料であり、あくまでそれを先払いしているだけのことです。
ですから、買い替えにおいては売却車両とともにあるリサイクル券、もしくはその履歴と引き換えにリサイクル料を返してもらい、次期車の購入代金として新たにリサイクル料を支払う、というのが本来の筋です。
そして業者はそれを転売するときに、買い手からそのリサイクル料を請求する形を取れば万事ことは解決です。
ただ業者もそこはしたたかで、買取の時はこのリサイクル料を査定額に加算せず、売るときにはちゃっかりと料金欄に入れて請求する二重取りをするところもあります。
おそらくほとんどの場合、購入の時はリサイクル料を請求されるはずですが、売却の際はそのどさくさに紛れてリサイクル料が計上されていないケースも多々あるので、しっかりと反映されているか確認するようにしてください。

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