バブル期に乗じておこなった多角経営が失敗し、その経営状態は最悪の状況に陥っていたマツダを、地の底から救った「救世主」的車種が今回紹介するデミオです。
2014年から販売されている現行モデルも含め個のデミオはどの程度で買取されるのか、またその特徴はどういうものなのかについて以下では説明していきます。

デミオの相場はどうなってるの?

・まだ数も少ない現行デミオの買取相場

そのマイナーチェンジが2016年ですので、最新モデルはまだまだ数も少なく中古車市場には出てきていませんが、走行距離数百kmの新古車たちが、新車価格の10~15万円程度安く販売されているので、70~80万円あたりがその仕入れ価格と推察できます。
また、現行前期モデルの2014年式、走行3万km以下の車体の販売価格が100万円を下回ることは、修復歴がない場合まずありません。
その事実から概算すると、現行デミオ買取相場は数年落ちの前期モデルであっても標準的な程度を維持している車体なら、その買取価格は55~60万円程度と高水準。
つまり、新古車としての買取価格と3年間しっかりと乗った車体との売却価格の差額が10~20万円しかない「リセールロス」が少ないのが特徴で、極端に走行距離が伸びている以外では、ある程度高い買取相場が維持されている車種とみていいでしょう。

世界一を取った3代目モデルの買取相場

日本車としてはレクサスLSに続き2車種目の快挙となる、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」を2007年の初登場年度に受賞した、3代目ですがその輝かしい成果とは比例しない安い買取がなされることがあります。
2007年式ですから2017年現在、3回目の車検タイミングである7年目を迎えながらも、その走行距離が5万km程度と少なめで十二分にあと2回は車検を受けて乗り継げそうな車体でも、40万円台で数多く販売されています。
中には30万円ちょっとのお買い得車もあるところから、その買取相場は15面円を超えればなかなか高評価を受けたと考えていいでしょう。
ただ、2011年のマイナーチェンジと数度の改良を経た3代目の最終モデルに関してはその買取相場もグンと上昇、3年落ち走行3万kmの好条件車であれば48~55万円あたりの買取価格が付く場合も少なくありません。

中古でデミオを買ったけど古いデミオでも売れるの?

走行距離より年式重視

上記までで述べたように、高価買取が期待できるデミオのモデル別分岐点は、3代目のモデルチェンジ後2011年以降。
「年式」と「モデル」が大きな買取ポイントとなっているのが特徴で、それ以前のモデルに関しては、たとえ走行距離が少なくてもあまりそれが買取に反映されない傾向がみられます。
実はこのような現象が起きる理由は、デミオのたどってきた販売と開発の歴史に隠されています。
デミオは、販売元のマツダが極度の経営難で開発にコストをかけれなかった状況で生まれた車種であり、初代・2代目・三代目前期とそのヒットに応じて、だんだんと予算が多く組まれていきました。
そのためデミオはモデルチェンジによる改良が顕著で、新しいモデルが出る度に他車種でも同様におこる、前モデルの買取相場の下落幅が大きくかったことがその原因です。
つまり、中古として購入するときは走行距離云々の前に、できれば3代目後期モデル以降で少しでも年式の新しいものをチョイスしたほうが、リセールバリューの確保につながります。

10年落ち以上!道具としての使い勝手を追求した初代と2代目の買取は?

初代・2代目デミオが世の中に受け入れられたのは、車を道楽やレジャーとしてのツールではなく、生活を支えるための「足」として徹底的に無駄を排除して実用性を高めたことが、バブル崩壊後の世相とマッチしたからです。
とはいえ最終モデルが2007年ですから、もうすぐもっとも新しい車体でも10年目に差し掛かる2代目以前のデミオに、買取査定が大きくつくことは期待するだけ無駄かもしれません。
2~30万円で売られている走行距離の極端に少ない2代目であれば、5~10万円の買取査定が付く可能性はありますが、当たり前に走行距離を走っている車体やそれ以前の初代モデルに関しては、「廃車」という選択肢を取らざるを得ないことも多くあります。
ただ、その場合でもユーザー層が非常に広い車種であるデミオは、古い年式のものでも意外に買取に手を上げる業者が多いのも特徴で、これは実用性の高い初代・2代目を繋ぎ車種や、セカンドカーに用いたいと考える方が多いことがその理由。
ですので査定ゼロが出てもあきらめず、「エイチーム」が提供している一括査定サイトなどをうまく利用して、少しでも高く売却できる業者を探すように心がけましょう。

デミオを売る前にデミオの特徴を再チェック

低予算・短期間で開発された結果…

初代デミオのヒットの背景には、少し言葉は悪くなりますがすでにマツダが持っていた車体デザインやパーツを使いまわして、短期間・低予算の中誕生したことによる「結果オーライ」的な要素があります。
1998年の初代発売開始当時、コンパクトカーを含むクルマ市場のムーブメントを握っていたのは、ワゴンRやムーブなどのミニバン車でした。
それに乗っかる予定だったにもかかわらず、マツダはこれまで開発していなかったミニバン車種を骨組みの細部から新開発する金銭的余裕も時間もなかったため、1990年から同年まで販売していた「オートザム・レビュー」という、既存の小型自動車の骨格を使うことで開発コストを下げました。
その結果、高い車高が持ち味のミニバン路線を行くはずが、全高150cm程度という同時期販売されていた2代目ワゴンRより10cm以上低いという状況になりました。
しかし、対抗他社種がその高い車高によって街中の立体型駐車場を利用できなかった中、このデミオには駐車場適応車高をぎりぎりクリアするという思わぬ副産物が生まれ、都市部で車を使用する機会の多いユーザーを中心に注目が集まります。
無駄なものを省いたその実直さと、コスパの良さがこれに加わり競合するマーチやヴィッツなどのユーザー層を切り崩すだけでなく、軽自動車からの乗り換え移行するほど思惑以上に大ヒットした初代デミオは、マツダを見事に窮地から救うことになります。

大成功した前2世代から大きく方向転換

2002年から5年間販売された2代目はそのプラットホームは一新され、丸みを帯びたデザインと豊富で個性的なカラーリングバリエーション。
さらに当時から同性からの人気も高い、女優の伊東美咲さんをCMに起用するなど無骨な初代にはないフェミニンなイメージから、女性ユーザーも引き込むヒットモデルとなりますが、その基本コンセプトは初代同様、「実用的なコンパクトカー」でした。
しかし、過去の2モデルの成功を受けて世界的なネームバリューの高まりを期待したマツダは、これまでのデミオの「リーズナブルな汎用車」としての立ち位置から、ミドル世代でも安心して乗れる安全性と、欧州受けするゴルフやBMWのコンパクトカーの高級感とも戦える世界戦略車として、このデミオの在り方を大きくシフトチェンジ。
その思惑は見事的中2011年のマイナーチェンジを経て、この3代目デミオは世界中で売れに売れ、同年11月には見事世界累計売上200万台を突破する、ビックセールスモデルとなりました。

現行最新モデルへの評価

その体つきはしなやかで生命感あふれ、野生動物の鋭さに見立てたというヘッドライトが印象的な2014年登場の現行モデルは、その見た目がより欧州車よりになってきたことへの評価が大きく分かれています。
やや、3代目モデルで掴みかけていた女性ユーザー層からは不評なようですが、車種初となるディーゼルターボエンジン採用グレードの使い勝手の良さと、ガソリン車では出せないパワー感がコンパクトカーとしては抜群との声も多く聞かれます。
また、インテリアの高級感は3代目が目指していたものより格段にアップしているものの、新車価格はこれまで通りリーズナブルな水準に設定されている点も、国内ユーザーから高評価を受けているモデルです。


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