スズキのコペンを売却する時に売却相場。年式やカラーごとに紹介

スズキのコペンを売却する時に売却相場。年式やカラーごとに紹介

2002年に初登場したダイハツコペンは、同社にとって9年ぶりとなるオープンカーリリースであり、軽自動車としては初となる「電動式自動格納ルーフ」を備えた車種として、一躍脚光を浴びました。
今回は、個性的な車種としていまだに人気の高い初代コペンと、12年を経てモデルチェンジされた現行2代目コペンが、それぞれどのような価格で買取されているのかについてまとめてみました。
また、その買取を専門的に行う買取業者はあるのか、さらに高く売るにはどうしたらよいのか、などについても言及していきます。

旧型のコペンは買取額が安い?

旧型のコペンは買取額が安い?

初代コペンはその人気の高さから、5年前となる2012年まで製造と販売がなされていたため、「旧型」と銘打ってしまうのは少々可哀そうかもしれません。

風を切って疾走するその姿に憧れを持つ若者も多く、さらにセカンドカー向きの車種として、壮年・年配層にも絶大な支持を受けた初代モデルは、累計で6万6千台以上を売り上げる、ダイハツにとってのスマッシュヒット車種となります。
コペンのような個性的な車は、デザインや意匠の変更がうまくいかないと、せっかく手に入れたファン層が、まるでクモの子を散らすように去っていきます。
そのため、10年余りに及ぶ販売期間において若干の改良は施されたものの、1度としてマイナーチェンジがなされなかった、車業界を見回してもあまり例を見ない大変珍しい車種です。
結果として、最も古いモデルと最終モデルは「見た目的」にはほぼ同じであり、外見だけで言えば他の車種のように、前期であるとか後期であるとかいう理由で、買取価格相場に変化が出にくい車種の代表格でもあります。

10万キロなど走行距離が長かったり、古いコペンは買い取ってもらえない?

10万キロなど走行距離が長かったり、古いコペンは買い取ってもらえない?

とはいえ、初代コペンは最も古い年式だとすでに製造から15年が経過しているため、走行距離が長かったり、エンジンや足回りに不具合が発生している可能性は否めません。
しかしコペンという車種の場合、その最大の特徴である電動オープンルーフさえ無事で、見た目の美しさがある程度キープされていれば、過走行・低年式の車体でも、全く買取されないというケースは極めて低くなります。

2代目コペンは高価買取対象!

2代目コペンは高価買取対象!

一方、現行モデルでもある2代目コペンは、初代と比較するとかなりシャープな面持ちとなった、「エクスプレイ」と「ローブ」。
そして、初代のチャーミングなデザインを色濃く踏襲する、「セロ」の3タイプが用意されました。
コペン
※ダイハツ公式HPより

さらに、どのタイプでもインテリアのカラーリングが3色から、専用のアルミホイールも3パターンからチョイス可能であり、君合わせによってより強く個性を追及できると、先代ユーザーからの評判も上々。
ダイハツが目標としていた、月販700台を上回るペースでの受注が続き、販売1年目には早くも1万台を突破するなど、非常に快調なスタートダッシュを切ることとなります。
また、初代コペンの製造・販売終了から1年10ヶ月の空白を経て、2014年6月に登場したこの2代目コペンの場合、3年落ちとなる車体が一番古い年式。
人気の高さと相まって、よほどのトラブルを抱えた車体でもない限り、必然的にどの買取業者に出しても、高い査定額をゲットすることが可能です。

歴代コペンの買取相場はどうなってる?

歴代コペンの買取相場はどうなってる?

さてここでは、コペンという車が初代と2代目それぞれ、グレードや年式さらにカラーなどによって、中古車市場でどのような価格で買取査定をされているのか、相場を比較できるように一覧表にしたものを紹介します。

初代コペンの買取相場表

初代コペンの買取相場表

マツダのAZ-1、ホンダのビートと並び「ABCトリオ」と呼ばれた同社のカプチーノの後を受ける形として、軽セカンドカー戦線のトップに君臨した初代コペンの中古車人気は、いまだに高いものがあります。

グレード年式走行距離買取相場
アクティブトップ2002年10万km以上8~10万円
アクティブトップ2002年8~9万km40~48万円
アクティブトップ2010年4~5万km54~70万円
AE(※)2006年7万km以内50万円以上
AE・S2010年5万km以内70万円以上

※AE・・・アルテミットエディションのこと。

 

見た目重視のコペンの場合、年式の古さにあまり買取相場は左右されませんが、走行距離が10万kmを超えると、さすがに値段が急落します。

ただし、最古年式の車体でも、全車原則交換不要のタイミングチェーンであるため、修復歴さえなければ10万円を超える査定を受けられる可能性があるので、決して買取をあきらめないようにしましょう。

一方、10万km以内であれば上表の通り、他の軽自動車とは比較にならないほどの、高い買取査定を期待できる。

さらに、2006年に登場した特別仕様車「AE」および、2010年から販売された「AE・S」の場合、修復歴さえなければ希少価値も相まって、どこに出しても高い買取をされることがほとんどです。

ですので、上表で示した相場を下回ったケースではセカンドオピニオンを行い、高い査定を出してくれる買取業者を、必ず探すようにしましょう。

また、通常ではブラック・ホワイト系に偏るカラーリングでの人気も、このコペンという車種は個性を重んじるユーザーが多いため、比較的奇抜なカラーでも高く取引される傾向にあります。

加えてこの初代コペンは、

 

  • スーパー5速MT
  • スーパーアクティブシフト付電子制御式4速AT

 

のいずれかを選択することができましたが、当時ATモデルの方が新車価格が高めだったなか、全くの同価格で販売されていた珍しい車種です。

そして、新車時に売れたMTモデルの数が多いため、中古車として玉数が他の軽自動車よりかなり多い傾向にあります。

基本的に軽自動車は、その需要の高さと新車時の価格に合わせて、MTよりATの方が高く買い取られるのが普通です。

しかし、初代コペンの場合ミッション体系の違いによって、中古車買取相場に大きな変動が生じないのが特徴です。

 

現行コペンの買取相場表

現行コペンの買取相場表

一方、まだまだ新しい車体が多い現行2代目モデルは、先程紹介したどのタイプであっても、以下の通り中古車市場において、非常に高い相場で取引されています。

 

グレード買取相場
エクスプレイ85~92万円
ローブ82~90万円
セロ75~82万円

※年式は2014年、走行距離は目安として3万km以内に統一。

 

買取相場を算出したグレードは、いずれもベースグレードにそろえていますが、この高い買取相場はグレード・タイプを問わず、今後も長い間維持されるものと予測しています。

また、初代同様カラーリングの違いで大きく相場に変動は見られませんが、「エクスプレイ」は断然5速MTの方に人気が集中しており、ATモデルの出物は今のところほとんどありません。

一方、「ローブ」と「セロ」であれば、程度の良い中古AT(CVT)モデルも出回っていますがそれでもまだまだ数は少なく、在庫するとすぐに買い手がつく人気中古車として、どの車屋さんでも高く評価してくれるでしょう。

ただし、この2代目モデルに関わらずコペンという車は、上記でも軽く触れましたが、その電動格納ルーフと見た目の美しさが命です。

よって、2代目コペンにお乗りのユーザーが、現状持つ高いリセールバリューを維持するには、電動格納ルーフ装置のメンテナンスや、外装・内装の清潔感をキープすることに、人一倍気を配るべきと考えています。

 

コペンの買取専門店ってあるの?

コペンの買取専門店ってあるの?

非常に根強い人気とファン層を持っている、コペンという車を専門的に取り扱っている業者は、

 

  • カーステイツR4・・・埼玉県にある常時30台ほどのコペンを並べる車業者。
  • クインオート・・・兵庫県にある小さな中古車販売店だが、車ビジネスをトータル的に手掛ける大手車関連企業、「ジーライオン」のグループに属している。

 

など筆者の知る限りでも数件あり、大小問わず全国各地に点在しています。

コペン専門店だから、一番高く買取してくれると断言はできませんが、

 

個性豊かな歴代コペンのことを、知り抜いているスタッフによる査定がうけられる。

コペンを愛する顧客の囲い込みにより、買取後の転売先が確保できている。

 

ことなどを加味すると、高い査定がゲットできる可能性は捨てきれないところです。

ですので、買取査定依頼先として近所にコペン専門店がないか、一度はチェックしておくといいのではないか、と考えています。

 

コペンを売るなら一括査定がおすすめ

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このコペンという車種はとにかく、その魅力に引き付けられたファン層が購入を熱望する車であり、興味のないユーザーにとってみれば、なかなか購買意欲が湧かない車種の代表格です。

そして、買取相場について非常に高値で推移していることは確かですが、これはコペンという車種の中古車市場規模が、他の軽自動車に比べて圧倒的に狭いことによる、

 

「需要と供給の関係」

 

で成り立っています。

よって、基本的には「薄利多売」を旨とする大手買取チェーンの場合、

 

  • N-BOX
  • タント
  • ワゴンR
  • ムーヴ

 

などのように、購買ユーザー層が広い車種と比べると、若干ですが低い評価をしてくる場合があります。

また、小さなの買取業者の場合、コペンが高く売れることを知りながらも、在庫できる車体の数の制限があるため、なかなか買取に好感触を示す業者を見つけられないケースもあります。

つまり、コペンを一円でも高く売りたい場合では、数多くの買取店に持ち込んで正当な評価をしてくれるところを探さないと、相場よりも低い買取しか得られない、なんてこともあります。

ですので、先程述べたような専門店探しも兼ね、多くの買取業者が大小入り混じっている、

 

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のような、一括査定サービスを利用するのが、コペンを売る際には断然おすすめとなります。

 

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